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もう、私何を思ったのか、書いてしまいました。ゼロ夢。萌えの力ってすごいですね。笑 私も結構好きなんですよ!すれ違いっていうか、もどかしいような話。ゼロの葛藤とかもう最高ですね!書くほうとしては楽しくて楽しくて!どれだけ言っても伝わらない。そんな君が、憎くて――愛おしい、みたいな。うわあー!何言ってんでしょう、私。

ではこの先、名前変換なしの小説となっております。暗いです。とっても。ブラックどころじゃなく、錠剤を噛み砕いたくらい苦いです。

では、それでも許せる方はどうぞ。


Blind

自らの血に、そっと触れてみると少し暖かくて、ほっとしました。

私は今、私の中にいるのです。それはとても言葉では言い表せないような不思議な感覚で、私は幾度となくこの経験をしてきているのですけれども、やはり、未だ上手く彼に伝えることができません。でも、ただひとつ言えることは、ここはとても安心するのです。

まるで、彼の腕の中のようで。

そんな馬鹿げたことを言う私を、彼はいつも悲しげな目で見つめます。何故、彼が悲しむのかは、やはり馬鹿な私には理解できないことであって。彼が「次からは、もっと自分の体を大切にしろ」と言っても、私にはやはり上手く答えることができずに、ただ笑顔を浮かべることしかできません。

私には上手く嘘をつくことができないのです。そこで私が上手く微笑んで、頷くことができたのなら、彼が悲しまずに済む、とわかっていても私にはできないのです。なぜなら私が優先すべきものは「私」ではなく「彼」なのですから。

彼はまた悲しげに目を伏せ、また、切なげに私を力いっぱい引き寄せ、抱きしめます。

「お前は・・・どうしてお前はいつも自分を危険に晒そうとする! リスクがあるなら引き返せばいいだろう!」
「あなた様は、それを望んでおられる・・・?」
「・・・ああ、そうだよ」
「・・・・・・」
「お前を・・・お前だけは失いたくないんだ・・・」

ああ、馬鹿みたいですね。今、この生の終焉に向かっているこの今、どうしようもなく、彼に会いたいのです。危険な真似をしたのは、彼の為と思って、望んだのは私でしたはずなのに。

ごめんなさい、ゼロ。いいえ。ルルーシュ・ランペルージ。あなたがゼロだってことは始めから・・・存じておりました。それとあなたが私のことを「先輩」と慕ってくれていたことも。

何も、私、何も伝えていませんでした。私もあなた同様に、お慕いしていたことも。この、黒の騎士団に属したわけも。何も彼も、全部。

今なら――、いいえ。次、もしも、またあなたの顔を見ることが叶うのなら、必ず。

(ずっと、ずっと、好きでした)

ああ、遠くで、私の名前を呼んでいる彼の声が聞こえるような気がします。

私は、もうすぐ、彼にこの言葉を伝えることができそうです。だんだんと彼が近づいてくるのがわかります。

「リスクがあるなら引き返せばいいだろう!」・・・そうですね・・・でも、もう引き返すことなんて、できません)


あとがき。
最後は、「ありのままを」をモットーに書きました。危険な賭けだとわかってても、今までと同じ、ってことにはできない。ゼロ=ルルーシュと知っていたけど、それを知らないふりし続けた彼女。ゼロでありながら、彼女を愛してしまった、彼。

設定としては、一つ上の先輩で、ルルーシュうっかり一目ぼれ。出会いは保健室。笑)黒の騎士団に入った理由は、実はイレブンで〜っていうのを希望。貴族に引き取られるが・・・上手くコミュニケーション取れず、冷め切っている家庭。

ゼロの為に〜という献身的、盲目的な彼女です。カレンと似てるかな・・・?なんかもう、ゼロの盾にでも何でもなりそうな勢い。

こういう設定とか考えるのに、萌えを感じる私って・・・。爆
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