0.05/the lie behind the lie

性懲りもなくまた短ーいネタをばー。



参考書から少し目を逸らすと、すぐ目の前に君がいるから。私のことなんて気にもとめてないんだろうなぁとわかっていても、どーしても意識してしまう。

「・・・続き、書かないの？」
「え。う、うん。ちょっと休憩しようかなぁ、なんて」
「ふーん」

それだけ言ってまた視線を本に戻す姿にほっと息をつく。

（手を止めた理由は恥ずかしくて口にはできない）

「で、どこまで進んだの？」
「わー！　なんで覗くの！？」
「いけない？」
「いけなくはないけど・・・」
「――ふーん」
「ほらー！　そんな反応するから嫌だったのにー！」



ふとした時に好きな人の名前の漢字とか出てきたら一瞬手が止まる、というか思考まで固まることってありますよねー。私の場合はタイトルのとおり、「郭」でしたけど。笑 たぶん輪郭って書こうとしたんけど、輪で止まってしまったという・・・。
キャラはお好きにー。一応英士を意識しました。