- 2025/09/11 (Thu)
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- 2007/10/02 (Tue)
翼さん小説
なんだかとっても今、翼さんラブなので、名前変換なしの会話多め(というか、会話メイン)のお話を書いていこうかと思います。もう、翼さんやっぱり素敵すぎる・・・!
最近気づいたんですけども、私、かわいい系のヒロイン好きみたいです。イメージでいうと、島谷 ひとみさんの「やさしいキスの見つけ方」のイメージ。なので、今回の主人公設定は、シリーズもののヒロイン。
最近気づいたんですけども、私、かわいい系のヒロイン好きみたいです。イメージでいうと、島谷 ひとみさんの「やさしいキスの見つけ方」のイメージ。なので、今回の主人公設定は、シリーズもののヒロイン。
翼は中学を卒業してからも、サッカーを続けていて、そのサッカーの実力で高校は推薦入学。
そして、高3の秋。
翼は早くもサッカーのU-19の選抜入りをしていた。
Because there is you.
「FW戻れ! 柾輝!」
「わかってる! クソッ! 行かせるかよ!」
頑張って勉強して、翼と同じ高校を受けたのはもう二年と半年前のこと。相変わらず、翼はサッカーばっかしで、私達が2年になったときに入学してきた柾輝くんも加えて、翼がキャプテンのこのサッカー部も充実していた。3年になって引退した今でも私と翼は毎日のようにサッカー部を覗いている。翼は大好きなサッカーから離れたくはないのだろう。今のように、後輩に指導しているようだ。私はというと、大学受験が迫っているので、ただぼーっと翼たちの練習を見ているわけにもいかず、単語帳(苦手な英語)片手に受験勉強というものに苦戦している。
「おつかれ、翼」
「あぁ――ドリンク、ある?」
「はい」
「サンキュ」
「・・・・・・。椎名選手、可愛い後輩達は手ごわかったですか?」
「何、その口調」
「練習。だって、これから翼はたくさんインタビューとか受けるでしょ?」
「だろうね」
「もう、なんだかそっけないなあ」
「それより、お前は?」
「え?」
「翻訳家、なりたいんだろ」
――驚いた。
だって、私、今まで一度しか翼に将来の夢、話していなかったのに。
私がフリーの翻訳家になりたいと思ったのには2つ理由がある。一つは、翻訳家という職業が素晴らしいものだと思ったから。(だって、異なる言葉と言葉同士を結びつけることができるんだよ?)
もう一つは――
「あれ、違った?」
「ううん、違わない。違わないけど・・・」
「あぁ、何で俺が知ってるかって?」
「うん、私、だいぶ前に一度しか言ってなかったと思うんだけど・・・」
「・・・・・・」
「翼?」
何も言わずに、急に立ち上がった翼。私は自然と翼を見上げる形になる。翼は何度か口を開いて、閉じてを繰り返した後、真直ぐに私の方を見て――笑った。
「翻訳家になって、一生、俺の傍にいてくれるんだろ?」
逆光。そして、翼の口元を上げた不敵な笑み。
「っ――、早く忘れて欲しかったのに・・・!」
「忘れられると思う?」
「うー、お願いだから、それ、私が言ったことは誰にも言わないでね。恥ずかしいから」
過去に一度だけぽろっと、不意に翼に言った言葉があまりにも、今の私では面と向かっていえるようなことではない。昔の私は、どうしてそんなことが言えたんだろうか。今となっては、すべてが赤面するほど恥ずかしいのに。
「キャプテーン!」
「あ、呼んでるよ、翼」
「わかった、今行く! ・・・英語、頑張れよ」
最後の言葉は私に向かって。翼のその言葉だけで、私、ありえないくらい頑張れちゃうんだよ? 知っている? ねえ、翼。
「翼こそ、頑張ってね。後輩に負けないように!」
「最後の一言は余計だけどね。俺が負けると思う?」
「・・・思わないよ。フフ、じゃあ、翼、いってらっしゃい」
「――。お前はちゃんと、頭働かせとけよ」
「わかってるよ」
「あぁ、言い忘れてたことあったんだった。――さっきの言葉、『いってらっしゃい』って、新婚カップルみたいだった」
「ッ――! 翼のバカ!」
「はは! じゃあ、行ってくるよ、未来の若奥さん」
When I feel happiness, you are always in my heart and tell of our love. I'm very happy now. Because there is you. (私が幸せだと感じる時、いつもあなたは私の心の中にいて、愛を教えてくれるの。だから、私は今、とても幸せ。だって、あなたがいるもの。)
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