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やっちゃいました、またまたルルカレ。だって、原作では絡みあんましないんだもん!C.C.だったしね、絡みあったの。(落ち込みー)

てな訳で、自己補完したいと思います。笑(最近、少年陰陽師夢も書きたくてしかたないです)



考えれば考えるほどに、アイツの顔ばかり浮かび上がって。そのたびに私はまた言いようのない不安に襲われる。

絶対的な証拠だと思ってた。最近までは。でも、今は――




「ねえ、ゼロって誰だと思う?」

そう、クラスメイトが話しているのを聞いたことはあったが、彼女自身、その話題について深くは話していなかったように思う。

ならば、その彼女は何故、己に問うてきているのだろう。ただの興味、だとは思えない。

「さあ、誰だろうね?」

こんなときに限って他の生徒会メンバーはいない。なんてついてないんだ、と小さく舌打ちが出た。(それをカレンは聞いたのだろう。目を細めてこちらを睨んでいる)

興味なさげに言って、また書類に目を通していく。

「あなた、ふざけてるつもり? 質問に質問で返さないで、って私、言ったつもりだったんだけど」
「そっちこそ。何を勘ぐっているのか知らないが、こんなことする時間があるなら、もっと他にすることあるんじゃないのか?」

冷静を必死で装っているようだけど、隠しきれていない。自分の感情を抑えるような、そんな慣れないことするなよ、と心の中だけで呟く。

いつからだろう。こんな風に彼女のことを考えるようになったのは。

「っ、わかってる! わかってる、けど・・・」
「・・・・・・」

まさか、こんな反応がくるとは思いもしなかった。いつもみたいに、皮肉か、怒鳴り声のようなものが聞こえてくるかと思っていたのに。今の彼女は・・・誰だ?泣きそうになるのをこらえているような――

「ゼロ、っていう人が、ね。あなたと重なるの・・・。ねえ、あなたは誰?」
「・・・・・・」
「その人は、私にとって、すごく大事で、守らないといけない存在で・・・。ううん。その人は私なんかの力、必要ないくらい強いんだけど、でも守ろうって思える人で――」
「・・・それで?」
「それで、少し可愛いところもあって、この前なんてね、マントが・・・。あ、マントって、着てるやつね。それが少し汚れてたの・・・それで私が埃、払ってあげたらそのゼロって人、しどろもどろになって、お礼、言ってくれたのよ?」

うっすらと頬を赤くし、柔らかな笑みを浮かべる彼女。

ああ、覚えているよ。急に君が、目の前にいたから驚いたんだ。あの後、君は何故か謝る必要なんてなかったのに、何度も俺に頭を下げた。
「ごめんなさい! ゼロ!」
と。
少し、少しだけ、何故か胸が痛んだ。彼女が今見ているのは、俺じゃないゼロだということに。

ああ、そうか――今、わかったよ。

(俺は、自分であるゼロにさえ嫉妬していたんだ)
(自分では気づかないほど)

「カレン、今夜9時に東京タワーで」

そろそろ、終止符を打とう。この奇妙な三角関係に――




あとがき。
はい、思いっきり続きます。どうなっていくのかまったく不明ー!私、何書きたいんでしょう?

今回は、カレンの弱さを書きたかった。やっぱり疑うのって辛いんだと思うんです。それが、気になる人ならなおさら。(あ、そう考えるとシャーリーに少し好感が持てるかも)(でも一番はルルカレ)泣きそうになってまで、ゼロへの思い出や思いを語る。もうすぐ、壊れる一歩手前。そんなカレンを見てルルーシュは、決断をする。(まあ、カレンにはもうギアス使えませんしね)

どうする、ルルーシュ!正体をついにばらすのか!どうなる、ルルーシュ! そして、どうする私!(夜なので、少しハイです)
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